「国際協力型がん臨床指導者養成拠点」とは

International Training Program for Co-operative Experts in Clinical Oncology

 

グローバル化が急速に進むがん医療において、日本の医療者が十分に国際的な活動をしているとは言いがたいものがあります。本拠点は、10〜20年後の日本のがん医療の中心で活躍する国際感覚に富んだがん専門医療人、指導者を育成していきます。また、それに必要な教育・研究基盤の整備を行って行く中で、日本の欧米とアジアのがん医療における情報、技術、人材、物流、交流のハブの役割を日本が担うべく活動を進めていきます。

 

 

【活動の3本の柱】

A) 医歯薬看の分野横断的研究

包括的臨床腫瘍学を担う人材の育成を目指して、2講座(千葉大学・群馬大学)を新設し、医歯薬看の分野横断的な早期臨床・橋渡し研究の推進を行っていきます。

 

B) 放射線、粒子線医療人養成

重粒子線、陽子線など高度で複雑な放射線治療を担う医療者の育成においては、重粒子線医学研究センター(群馬大学)、陽子線医学利用研究センター(筑波大学)が連携し、日本はもとより、世界的にも例を見ない、強力な放射線治療の臨床、研究、養成拠点を形成していきます。

 

C) がんプロe-learningクラウド

筑波大学が先進的に取り組むe-learningクラウドを有効に活用し、また、さらにその国際化を推進し、連携大学の複数職種から成る層の厚い教員組織ががん専門職の教育を実施していきます。

>>がんプロ全国e-learningクラウドについて

 

 

【コース毎のリーダー大学制】

設置するコース毎にリーダー大学を定めます。リーダー大学はコースの方向性を明示し、継続的に連携大学を統括し活動の活性化に務めていきます。参加大学が連携して行う合同セミナー、連携して行う演習、実習、また学生の相互交流等はリーダー大学が中心になって推進していきます。

 

【がんプロコース選択学生の4つの行動目標】

がんプロ学生になったからといって自動的に15年後のがん医療のリーダーになれる訳ではありません。ですが、本プログラムも、大学も、社会もあなたにそうなって欲しいと期待しています。皆さんが「そうなる」と心に刻むことがスタートです。どうしたらそうなれるか、自分で考え、行動してください。

 

A) 専門+広範囲な知識習得

自分の専門分野に留まらない広い視点でがん治療を見渡すことの出来る知識が求められます。その為に、本コースの学生には時間、場所を問わずコンピュータで学習できる“がんプロ全国e-learningクラウド”視聴のIDが発行されます。このe-learning学習が大学院の単位修得の一部になります。

 

B) 専門+αの実技研鑽
自分の専門分野の技能、経験を積む事は第一ですが、専門分野外の経験をどうやって積むか、自分で考えてください。複数科のローテーションを希望するのも一法です。研修方法、時期は所属するグループ長、指導教員と相談してください。

 

C) 研究

論理的な思考ができる指導的ながん医療者になる為に、大学院生としてしっかりとした研究成果をまとめ上げてください。

 

D) 国際活動
A),B),C)の活動を通して常に国際社会を意識して行動してください。国際社会とは欧米だけでなく、中国、韓国を含む東アジア地域を常に意識してください。国際学会での発表、参加や国際誌への論文発表はもとより、これらの国の医療者との日本国内での交流、相手国への短期、長期留学を目指してください。